キャリア教育~職業人に学ぶ~
12月12日(水)の5限・6限に高校一年生を対象に『職業人に学ぶ』というテーマでの進路学習を実施しました。この催しは例年この時期に実施していますが、社会のさまざまな分野で活躍されている方々に、それぞれの仕事の内容や体験を語っていただく事になっています。本校の生徒はほぼ全員が上級学校へ進学しますが、進学が最終目的ではありません。将来どのような方面に進むのかを決めた上で、進学先を決めるということが大切です。今回は宝塚武庫川ロータリーから8名、保護者5名、卒業生2名の計18名の方に講師をお願いしました。講師の皆さんのプロフィールは以下のとおりです。
弁護士
建築・設計 (建築設計室 代表者)
コンピュータービジネス 代表
ホテル業 (キャプテン)
管理栄養士 (病院 栄養部室長)
税理士 (税理士事務所 所長)
理学療法士 (病院 リハビリテーション室)
劇団演出家
警察官 (警察署地域課長)
病院薬剤師 (副薬剤部長)
音楽家 (フルート奏者)
新聞編集・新聞記者(編集部門)
医師・大学教授 (国立大学医学部保健学科)
司法書士
幼稚園教諭
市議会議員
会社員 (人材会社)
会社員 (旅行代理店)
生徒達は、あらかじめ18の講座の中から自分の興味のある2つを選び、受講しました。そのため講師の皆さんにはそれぞれ5限と6限の二回にわたり講演いただくことになりました。各講演共最初に30分から40分お話をいただき、その後質疑応答という形をとりましたが、生徒達は熱心に耳を傾けていました。終了後何人かの生徒達から感想を聞きましたが、「自分達の知らない仕事がまだまだたくさんあるように感じた」「話を聞いて将来やってみたいと思った」「想像していた以上に仕事の厳しさが解った」「将来やりたい仕事を見つけていきたい」といった答えが返ってきました。生徒達は今回の講演を通じて普段の授業では体験できない多くのことを学んだようです。
現在、日本の生徒の学習に対する意欲低下が問題視されていますが、この原因として明確な将来目標がないということがあげられます。自分なりのしっかりとした目標を持つことができれば、学習に対する意欲も向上してくるのではないでしょうか。
本校では、これからもさまざまな機会を通じて、このようなキャリア教育の充実につとめていきたいと考えています。
お忙しい中、講演いただいた講師の皆さんに心よりお礼を申し上げます。