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保護者の皆さんとお話して~子どもの進路~

授業風景

  今週は各学年共、個人懇談を行ないましたが、常に校長室の扉を開けっ放しにしているため、懇談を終えた数多くの保護者の方が立ち寄られ、色々なことをお話になりました。その内容は大きく分けると、子どもの進路に関するもの、家庭での学習に取り組む姿勢に関するもの、学校に対するさまざまな要望や不満といったものです。これらは、ほとんどの保護者が感じておられることだと思いますので、私がお話した内容を何回かに分けて紹介したいと思います。
  最初の子どもの進路に関する悩みには次のようなものがあるようです。〝あなたの好きな道を選びなさいと言っているがなかなか進路が決まらない〟〝○○大学に進ませたいと思っているが本人がなかなかその気にならない〟〝あまり無理をさせたくないが、どうしたら良いか〟といった内容です。
  このことを聞いて感じるのは、放任しすぎても駄目だし、反対に親の意向を押し付けてもいけない、ということです。将来好きな道を選びなさいといっても、子ども達が社会のことやどのような職業があるかといったことまで解っている訳ではありません。学校としてもさまざまなキャリア教育を行なっていますが、子どもの将来について、親が相談に乗ってあげて欲しいと思います。また、大学進学にあたっては、親が大学を決めるのではなく、あくまで本人が将来やりたい分野を決めた上で、学部や学科を選び、その上で最終的に受験する大学を決めるということが大切です。更に、親があえて安易な方向を選ばせるということは、将来的にもチャレンジしない人生を歩ませることになります。
「親」という字は、木の上に立って見ると書きますが、目先のことを考えるのではなく、大きな愛情で子ども達を見守って欲しいと思います。
  私も、これまで民間企業で永年数々の経験をしてきましたので、少しは社会のことを知らせることができると思っていますので、将来の進路等については遠慮なく相談してください。     ≪続く≫