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家庭での食育~⑥増え続けるアレルギー疾患

  最近、アレルギーという言葉を聞いても全く驚くことはなくなり、アレルギーは随分身近な病気になってしまいました。花粉症をはじめ、過敏性の皮膚炎、喘息、鼻炎、目の炎症等に悩まされている人は年々増加してきています。また、子どもだけではなく、大人になってから発症する人も増加してきています。
  人間の体には、外部から体内に侵入してくるからだの成分とは異なる外敵に対して、これを退治しようとする免疫の仕組みがあります。しかし、同じ異物が何度も侵入し、攻撃を繰り返している間に無害である異物に対して過剰に働くことになるのです。
この原因としては、幼児期における土に触れない都市型の生活、低体温、スギ花粉、ストレスによる自律神経の乱れ、ダニやハウスダスト等の住環境、大気汚染等があげられますが、大きいのは偏食・外食・インスタント食といった食生活です。高タンパクや高脂肪の肉類、スナック菓子、食品添加剤の使われている食品等の氾濫で身体が酸化状態になり、栄養のバランスが崩れ、腸内環境が悪くなっているのです。
  女性によく見られる便秘、冷え性、肌荒れもほとんど同じ原因です。アレルギー症は文明のガンと言われていますが、多くの食べ物が関係しているのは間違いがありません。食を見直すことで、これらを防ぎ、大幅に軽減することができるのです。
  次回以降、食品添加剤や季節はずれの野菜の弊害について取り上げたいと思っています。