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芦間高等高校の卒業式に出席して

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  3月7日(金)、大阪府立芦間高等学校の第四回卒業式が開催されました。今年卒業する生徒達とは入学後わずか一年間だけの学校生活でしたが、生徒達から是非祝辞をお願いしたいとの依頼があり、出席しました。二年ぶりに合った生徒達は、一人ひとりが見違えるほど逞しく成長しており、頼もしく感じました。
  祝辞の中で、私は、最初に学校と社会の違いについて触れた後、「智恵を絞り考え抜く」「勇気を持って挑戦する」「人との出会いを大切にする」という三つのことを話しました。

  芦間高校は平成14年に新設された総合学科制の学校で、設立後まだ6年しか経っていません。本校と比べるとまだ十分の一の歴史しかありませんが、新しい学校づくりを目指して様々な取り組みを行なっています。
  総合学科は〝自分の進路は自らが切り拓く〟ということが基本になっているため、まず自分の将来の進路を決め、それに合わせて希望する授業を選択できるようになっています。進路も就職、専門学校、短大、4年制大学と多岐にわたるため、先生方にとっては進路指導の苦労は大変です。それでも年々進路指導に対するシステムやノウハウが積み上げられてきており、今年は、進学の面でも顕著な実績が上がったようです。そのポイントは何と言っても早期の進路設定です。2年生の終了時までに進路を確定し、3年生の最初から目標に向けて取り組ませるということが大切であるということを再認識しました。
  また、卒業時における生徒のアンケートにおいても満足度が非常に高いという結果が出ています。本校とは全く異なるタイプの学校ですが、学ぶべき点も多いように感じました。