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大学受験にあたって~目標を下げない

大学の正門

  昨日、高校2年生の学年集会で、〝進路実現のために〟というテーマで話をしましたが、その中のポイントをいくつか紹介したいと思います。
  最近の風潮は「目標を持たない」「仮に目標を持っていても達成可能な低いレベルで留まっている」また「すぐに諦めて目標を切り下げてしまう」ということではないかと感じます。しかしこれでは、人間的に成長するということは期待できません。学習にしてもスポーツにしても背伸びした目標を設定し、その目標を何とか達成しようと努力することによって成長がはかれるのです。努力してもすべてがうまくいくはずはありません。失敗して落ち込むこともあるでしょう。しかし諦めずに挑戦し続けることによって目標を達成した時には大きな充足感と共に感動が生まれ、これが自信に繋がります。そして次なるより高い目標にチャレンジする原動力になるのです。
  社会で活躍している人に共通しているのは、必ずこのような体験をしているということです。高い目標の設定→挑戦→失敗→反省→再挑戦→成功といった良循環が身につけば、これほど強いものはありません。社会においては常に高い目標設定や理屈抜きに挑戦するという姿勢が求められますが、このような経験のない人はどうしても逃げ腰になってしまうのです。
  大学受験という経験は人生における良循環のパターンを育てる絶好の機会であると前向きに受け止めて欲しいと思っています。