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大学受験にあたって~早くスタートする

授業風景

  どのようなことでもそれなりのレベルに達するためには、時間(量)と密度(質)が必要です。解りやすい例を挙げると、ゴルフ、卓球、テニス、野球、アイス・スケート等のスポーツやバイオリン、ピアノ等の音楽、囲碁や将棋等の世界を見ていてもトップ水準で活躍している人は、例外なく幼少の頃から長期にわたってトレーニングを重ねてきています。これらの人が今日あるのは生まれつきの能力も優れていたとは思いますが、早く始めて長い時間かけて取り組んできたからです。いくら才能があったとしても始める時期が遅いとある程度のレベルに到達するのは大変です。このように時間の壁というのは極めて大きいのです。
  勿論、個人的な能力に差があるというのは否定しませんが、同じ能力であっても取り組み方によって結果が変わってくるのは間違いありません。短い時間で密度の高い内容をやるというのは理想ですが、一挙に質の高いことを狙っても上手くいきません。簡単なことを繰り返し時間をかけてマスターする。そして、一段ずつ階段を上るようにレベルを上げていくことが大切です。
  大学の受験にあたってもまさにこのことが当てはまります。三段飛ばし、五段飛ばしで追いつけるほど簡単なものではありません。仮にセンター試験に照準を合わせるのであれば、さまざまなチェックポイントを設けておく。そして、どの時点に、どのレベルまで到達しておかなければならないかを決めておくことが大切です。このように考えていくと、まさに大学受験というのは時間との戦いであると言えます。
  早くスタートを切ることが進路実現をはかるためポイントであるということを十分認識しておいて欲しいものです。