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感謝の気持を持つ(中学卒業式)

卒業式を終えて

  「三つ目は、〝常に感謝の気持ちを持つ〟ということです。人間は一人で生きているわけではありません。お互いに助け合って生きています。
  皆さんが今日こうして卒業式を迎えられるのも、お父さんやお母さんをはじめ、多くの人達のお陰なのです。そして、中学を卒業されるにあたり、最も喜んでおられるのは保護者の皆さんだと思います。
振り返ってみると、これまでお父さんやお母さんに反発したり、心配をかけたり、悲しませたり、時には傷つけるような言葉を投げかけたこともあったのではないかと思います。しかし、どのような時にも、じっと耐え皆さんを暖かく見守っていてくれたのは何と言っても保護者の皆さんです。
  雲雀丘学園の創立の精神は「親孝行のできる人は将来どんなことでもできる」という〝孝道〟です。
この卒業にあたって、言葉でも手紙でもどういう形でも良いと思いますが、是非、お父さん、お母さんに感謝の気持を伝えてください。そして、これからも常に感謝の気持ちを持って周りの人に接していって欲しいと願っています。」

  人間は食べる物も着る物もその他生活に必要な物もすべて自分で作っているわけではありません。自分ひとりで生きているのではなく、多くの人にお世話になって生きているのです。
自分の力で生きるということではなく、「生かされている」という気持を持つことが感謝することに繋がるのではないかと思っています。