« 来年度に向けて~②学校経営計画発表会 | メイン | 根っ子を育てる(中学卒業式式辞) »

修了式を終えて

  3月22日(土)、桜の開花も間近を感じさせる暖かい陽ざしの中、離任式に引き続き修了式を行ないました。
  最初に、この年度末で退職される先生方からそれぞれ有意義なお話をいただきました。定年退職される方、他の学校に行かれる方、全く別の道を歩まれる方等さまざまですが、生徒代表から全員に花束を贈呈し盛大な拍手でお送りしました。
  引き続いて行なわれた修了式で、私は次のような話をしました。
〝今、退職される先生方から心のこもったお話をいただいたが、皆さんはこれからの永い人生において、多くの人と出会い色々なことを学んでいくことになる。是非、人との出会いを大切にして欲しい。
  さて、皆さんはいよいよ新しい学年に進級することになりますが、修了式にあたって『壁を破る』という話をします。皆さんはこの一年間で大きく成長しましたか。もし、一年前と変わっていないという人がいるようなら、恐らく目の前にある壁を乗り越えられていないということになります。目の前に壁が立ちふさがった時、どこか乗り越えられそうな低いところはないか、崩れているところはないかと探し回っていても、なかなかそういうところは見つかりません。そして、時間だけが経過してしまいます。 今、このような状況にある人は思い切って壁に向かって突き進んでください。そうすれば案外簡単に壁は崩れるかも知れません。また、仮に一回の挑戦でうまくいかなかったとしても、二回、三回繰り返し挑戦しているうちに、壁を乗り越えることができるようになるものです。
  これからの人生において、皆さんは何回も大きな壁にぶつかりますが、いつも目の前の壁を避けている限り成長はできません。是非、思い切って壁にぶつかり、これを破って欲しいと思っています。いったん、この壁を破ると、この経験は大きな自信につながっていくことになります。明日から春休みになりますが、どうか規則正しい生活を送って欲しいと願っています。〟