サントリー特別講座の開設にあたって
3月28日(金)サントリー株式会社を訪問し、佐治社長、寺澤専務に、平成20年度よりスタートさせる環境教育についての概要を報告し、ご支援をお願いしました。この特別講座の開設にあたっては、これまでサントリーキッズプログラム推進室の坪松部長にお力添えをいただき、具体的な取り組みについての検討を行なってきました。
現在、温暖化をはじめ異常気象、酸性雨、砂漠化など地球環境の悪化は目を覆うものがあります。こういった環境問題については、数多くの論議がなされ、各国でそれぞれ環境改善の取り組みが行なわれています。しかし、これから益々世界の人口は増加することになり、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)やVISTA(べトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)等の発展途上国においては、急速な経済発展が予想されます。このままの状況を放置しておくと、更なる地球環境の悪化に繋がるのは間違いありません。そして、食糧、エネルギー、水の不足等といった問題が地球規模で起こってくることが予想されます。
従って、地球環境の保護については、一つの国という枠を越え、国境を越えて取り組んでいかなければなりません。そして、何よりも大切なことは、一人ひとりがこの問題に目を向け、意識を持って行動しなくてはならないということでしょう。
このような状況の中、本校においては環境教育に本格的に取り組んでいくことにし、これまでサントリーの支援をいただき、教育内容の細部の詰めを行なってきました。このスタートにあたっては、5月29日にNGOジャパン・フォー・サスティナビリティ代表で環境ジャーナリストの枝廣淳子さんによる特別講演の後、「環境教育宣言」を行なう予定です。
なお、環境教育の内容については、これから順次紹介していきたいと思っています。