教科の力を高める公開授業
先週月曜日(19日)から公開授業旬間がスタートしましたが、この期間には、教科を中心にお互いの授業を参観することになっています。本校では例年5月末のこの時期に〝授業力を高める〟という趣旨で、教務部が主催しお互いの授業を公開することにしています。
まず、各先生は事前に自分が公開する授業についての「課題・目標」をカードに記入し職員室に掲示します。これを見て参観を希望する先生は自分が見たい授業に名前を記入し、授業参観後はコメント・カードに感想や質問を記入し授業者に手渡すことになっています。公開授業が終わると、授業を行なった先生はこの質問についての回答を参観者にフィードバックすることになっています。
そして、この公開授業旬間中には「最低一人一回は他の先生の授業を見に行く。一人一回は他の先生に授業を見てもらう」ということにしていますが、実際はなかなか時間がとれずに、多くの先生が数多くの授業を見るということがなかなかできにくい状況になっています。このため、教科の中にはあえて研究授業を設定し、教科の先生全員で授業を参観した後、教科会議を開き教科としての授業力を高めるための取り組みを検討するという動きも出てきました。
先生にとってはまさに〝授業は命〟です。他人の良いところは積極的に取り入れ「自らの授業を磨く」という姿勢で取り組むと共に、「授業アンケート」や「模試結果」等をしっかりと分析することにより、教科としての授業力の向上をはかっていくことが大切です。
私も新学期になって、既に何人かの先生の授業を参観しましたが、今のところ、すべての先生の授業を見切れているわけではありません。この公開授業旬間終了後も、引き続いて多くの先生方の授業を見学していきたいと思っています。