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エコライフのすすめ~京都議定書の取り決め

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  地球規模での環境問題は年々深刻さを増してきていますが、この底流にあるのは人口の爆発的な増加です。二十世紀の初頭に20億人に満たなかった世界の人口は、1960年には30億人、1974年には40億人、1987年に50億人、そして1999年に60億人を超えました。最後の10億人が増加するのにわずか12年間しかかかりませんでした。そして、これからもアジアとアフリカを中心に人口は増え続け、2050年には91億人になることが予測されています。
  こうした事態を受けて、1992年にリオ・デジャネイロで「環境と開発に関する国際会議(地球サミット)」が開催されました。また、2005年2月16日には、二酸化炭素など6つの温室効果ガスの排出削減義務などを定めた「京都議定書」が発効されました。
  この取り決めによると、2008年~2012年の5年間に、日本は温室効果ガスを1990年比6%削減、EU(欧州連合)は8%削減ということになっています。
  現在、EU諸国の中には、政府の強力なリーダーシップの下で、既に環境改善に着手し大きな成果をあげているところもありますが、日本の現状は2006年時点で逆に6.4%の増加になっており、このままでは削減目標の達成は極めて難しい状況にあると言わざるを得ません。
  我々が豊かな生活を送るためには、さまざまな資源を利用していくことになりますが、次の世代に負の遺産を引き継ぐことは絶対に避けなければなりません。
  環境を改善するために「我々一人ひとりができること」は数多くあります。日常生活の中で、どのようなことから始めていけばよいのかをこれから紹介していきたいと思っています。