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環境月間に向けて

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  昨日の『不都合な真実』の映画鑑賞の後、中学1年生~3年生の全生徒にクイズ形式になっている感想文を作成していただきました。生徒達がどのような印象を受けたのかをつかむために全数に目を通しましたが、多くの生徒達にとって地球の温暖化がここまで深刻な状況になっているとは知らなかったようです。また、自分達が環境を守るために何らかの取り組みをしていかなければならないということを感じてくれたようで、具体的に〝節電する〟〝車に乗らないようにする〟〝省エネ商品を購入する〟〝家族で話し合う〟といったことを書いていた人もありました。これらの感想文を見る限り、少なくとも環境に対する認識は深まってきたのは間違いありません。しかし、このままでは具体的な行動に結びつかずに「ただ大変だなあ」ということだけで終わってしまうかも知れません。
  本日は、全校朝礼において先週に引き続き環境に対する取り組みについての話をしました。
「現在、日本において地球温暖化をもたらす二酸化炭素がどこから出るのかを見ると、40%は産業界、20%は運輸部門から排出されているが、残りの40%は家庭やその他の部門から排出されている。環境問題については食糧、水、エネルギー、ゴミ等さまざまなものが挙げられるが、難しく考えないで我々の身近なことを見直すということが大切である。6月・7月は学校の環境推進月間として〝不用な電気を切る〟〝ゴミを分別する〟〝水を節約する〟といったことから始めていきたい。ゴミを例にとると、日本では1人1日たり、1.1kgのゴミを出している。トップのアメリカは約2kgのゴミを出しているが、国土が日本の2.5倍と広いため大半が埋め立てられている。これに対して埋め立てる土地の少ない日本では仕方なく、ゴミの体積を10分の1~20分の1にするために焼却というやり方をとっているが、しっかりと分別しないとダイオキシンの発生に繋がることになる。」等です。
  その後、生徒会長から「推進月間にあたって、ポスターの募集を行なう。また、文化祭のテーマも《環境》を中心にしたい。」という発表がありました。
  これから全校朝礼では、さまざまな角度から『環境』というテーマで話を続けていくこととし、環境推進の取り組みの輪を広げていきたいと思っています。