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環境教育宣言の日にあたって

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  5月29日(木)、環境ジャーナリストの枝廣淳子氏にお越しいただき、「不都合な真実を超えて」というテーマで講演をいただきました。
  枝廣氏はアメリカ元副大統領アル・ゴア氏の『不都合な真実』の翻訳者であり、現在わが国の環境問題に関する多くの会合の委員として、幅広く活躍されています。
  本日は、中学1年~中学3年が対象でしたが、保護者、地域の皆さん、塾関係の方もお見えになり、約1時間半にわたり、パワーポイントを使って、環境問題について実に解りやすくお話していただきました。冒頭〝好き×得意×大事=天職〟という『エダヒロの天職公式』や、やっていることは、ただ一つ〝伝えることとつなぐことでうねりを起こすことである〟という紹介をされました。
  次いで、現在地球では72億トンの二酸化炭素が排出されているが、吸収されているのは森林の9億トンと海の22億トンの計31億トンであり、残りが地球の温暖化をもたらす温室効果ガスになっていること、これまで経済を大きくすることに注力してきたが、現状のままでは1.4倍の大きさの地球がいること、地球は一つしかないし大きくすることもできないこと、そのためには「奨励すべき成長」と「抑えるべき成長」を区分することが必要であること、ビジョンを描き、全体像を把握し、仕組みをつくり、行動すること、また温暖化は最大のチャンスであること等を興味深い事例をまじえながらお話いただきました。講演後は多くの生徒達が色々な質問をしましたが、丁寧に答えていただき、大きな拍手で講演は終了しました。
  続いて、本日(5月29日)を環境の日に制定するという環境宣言、最後に、生徒代表による宣誓を行ない、すべてのスケジュールが終了しました。
  一連の行事を通じて、生徒達の環境に対する認識が深まってきているように感じています。これから環境教育を本格的にスタートさせていきますが、環境宣言の中身については、後日紹介していきたいと思っています。