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雲雀丘幼稚園での講演

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  6月26日(木)、雲雀丘学園幼稚園の保護者の皆さんを対象に「幼児期にすべきこと」というテーマで,約1時間にわたってお話をしました。開始時間の10時30分には100名を越える保護者が講堂に参集されましたが、なかにはお父さんやおばあさんの姿も見られました。
  最初に簡単な自己紹介の後、子育てについてどのように感じておられるのかという質問をしてみました。心強かったのは〝子育てが楽しい〟という方が多くおられことです。若いお母さん方が中心ですので一方的な話ではなく、極力質問なども挟みながら36枚のパワーポイントを使って話を進めました。
  講演の内容は「将来社会で活躍するために必要な力」「現在の教育をめぐる課題、」「生徒達の気になる行動」「家庭の役割」「正しい生活習慣」「食育の大切さ」「“つ”のつく教育(一つから九つ)」「間違った子育て指針」「子どもは親の鏡」「子どもの心の病気」「狼に育てられた少女」の実話等についてです。
今社会では「企業へ入社後3年間での高い退職率」「ニートやフリーターの増加」「自ら行動を起こさない指示待ち人間」「出社拒否症」等の問題、また学校では「大学入学後の燃え尽き症候群」「大学全入による学力低下」「不登校」「学級崩壊」等の問題が頻発していますが、これらのベースは幼児期に作られると言ってもよいと思います。
  現在の幼稚園児も20年後には確実に社会人になっていると思われますが、その時には世界や日本が大きく変わっているのは間違いありません。これからも本学園としては、家庭と学校・幼稚園が連携して子どもを育てるという〝共育〟と保護者・先生・子どもが共に学ぶという“共学”を柱に教育活動を進めていきたいと思っています。