平成20年度第1回理事・評議委員会の開催
6月4日(水)、本年度第1回の理事・評議員会が開催されました。本学園では、各分野における著名な方に、理事・評議員に就任いただき、学園経営や教育活動全般にわたるご支援やご意見をいただいています。
本日の主な議案は、「平成19年度事業報告と決算案の承認」「学園創立60周年事業」の二つです。
少子化が進行する中にあって、前年度は学園全体として創立の精神の徹底、挨拶・服装・ルール マナーの遵守等に取り組みました。また、中高においても新コース制の導入、カリキュラム・シラバスの見直し、授業時間の増加等教育面での充実と共に教育設備の整備も順次実施してきました。
続いて、学園60周年事業についての説明がありましたが、実施内容としては、高校校舎の新築、小学校運動場の拡張と50メートルプールの改修、雲雀丘と中山台幼稚園の庭の整備が予定されています。
議案の審議が終了した後、私から「中学・高校の新入生の現状」と「環境教育の取り組み」について報告しました。ベネッセの学力推移調査の分析データによると、中学・高校共学力の高い生徒が入学してきていることがわかります。また、本校では人間教育の充実を教育方針のトップに掲げていますが、環境問題は人間問題であるという図式の中で、環境教育は人間教育につながるという説明を行ないました。
理事・評議員の皆さんからは、食と環境の関係をどう考えるのか、先生方の環境に対する取り組みはどうか、LEDの照明に変えるだけで大きな節電ができる、環境に配慮したエコスクールを目指すことが大切、生徒達に具体的にどのような切り口で取り組ませようとしているのか、校舎建設にあたって資材の高騰にどう対処すべきか、人間力をつけた後に学力を高めることが必要、ビジョンをしっかりと等活発なご意見や質問が出されました。
これらの貴重なお話を参考にしながら、新たな取り組みを展開していきたいと考えています。