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一石二鳥のエコライフ

  日本は洞爺湖で開かれる主要国首脳会議(G8)において、温暖化ガス排出削減を産業別に積み上げ、国としての削減目標を決める「セクター別アプローチ」を提唱していますが、国別の削減目標を優先すべきであるというEU(欧州連合)とは大きな開きがあります。このようなやり取りを見ていると、温暖化対策は産業界が主体のように思われがちですが、各家庭の果たす役割も非常に大きいものがあります。
  最近のガソリン急騰で、できるだけ車に乗らないようにしている人や思い切って車を手放した人も増えてきたようです。1人の人間を1キロ運ぶのにどれだけのCO2が排出されるのかを見ると、自動車173g、飛行機111g、電車19gになり、圧倒的に自動車の排出量が大きいことがわかります。
  また、案外知られていないのが、家庭のCO2排出量の約三分の一をマイカーが占めているということです。このように、車を例に取り上げてみても各家庭において温暖化ガスの排出を削減することができるのです。車社会になって、我々の生活は一変し、どこに行くにも車を使うようになってきましたが、反面無駄なことも増えてきたようです。車の利用を見直すと、家計の支出は減りますし、歩くことによって運動不足も解消され、肥満防止にも繋がることになります。車の他にも生活を見直すことで、環境面だけでなく色々な面でメリットを得ることができるのです。
  まさに〝一石二鳥のエコライフ〟です。大いにエコライフを楽しむという気持ちで、生活習慣の見直しをしていきたいものです。

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