環境教育第二弾
本学園は、サントリーの創業者である鳥井信治郎氏が初代理事長であった関係で、同社からはこれまでも数多くのご支援をいただいています。今回の環境教育のスタートにあたっても、一年以上も前からドリーム・キッズプロジェクト推進部の坪松部長をはじめスタッフの皆さんに多大のアドバイスをいただき準備を進めてきました。先月29日に、環境ジャーナリストの枝廣淳子氏に講演いただいてから間もなく一か月になりますが、今週水曜日には、サントリー株式会社水科学研究所の日置真由美氏に来校いただき、お話をうかがう予定です。
同社は『水と生きる』という言葉がコーポレート・スローガンの中に取り入れられており、2003年に水科学研究所を設立されました。また、本年度からは東京大学と水に関する研究を進めるために、「水の知」寄附講座を設立し、水問題の解決と豊かな水環境の創成を推進するほか、研究者の育成をはかる計画を推進されています。
今回の話の詳細は、まだうかがっていませんが、太陽系の惑星の中で、液体の水が豊富にあるのは地球のみですし、人類をはじめ生き物は水なしでは生きていけません。また、地球上の水の総量は太古からほぼ変わることなく、地球上を循環して全ての生物の生命を支えてきています。しかし、地球上の全水量のうちの97%は海水で、淡水はわずか3%です。そして生活に使える水はわずか0.8%しかなく、今後全世界で深刻な水不足が起きる可能性があるのです。
森や棚田との関係、水質、水の汚染、食糧輸入に伴うバーチャル・ウォーター等の問題について学習して欲しいと思っています。