自らの授業を磨く
6月23日(月)数学科の研究授業を見学しました。本校においては年間何度か各教科の教員による研究授業を行ない、終了後には教科指導力の向上をはかるため教科における反省会を開催することになっています。
授業はSin・Cos・Tanの三角関数に関する内容です。北海道の修学旅行直後の高校2年生対象であったため集中力が続くかどうか心配していましたが、生徒達は熱心に先生の話に耳を傾けていました。丁度教育実習期間中のため実習生も含め10名を越す先生方がこの授業を参観しました。
私学の場合は転勤がないため人が固定化する結果、ともすると色々な面で活性化が進まないといったことが起こりがちですが、これを防ぐには常に新しい刺激が必要です。そのために自らの授業を公開したり、他の人の授業を見学するということは大きな効果があります。また、この2年間、新たな先生の採用も行なってきたため、相互授業参観を充実させることにより、活性化が進むのは間違いないと思われます。
現状では、研究授業の開催計画や反省会は各教科の自主性に任されていますが、将来的には他教科の授業を見学する、また校外の方にも授業を公開し忌憚のない意見をいただく、といったレベルにまで引き上げることが大切です。
一人ひとりの教員が自らの授業を磨くという思いを持つ、そして、受身ではなく自ら進んで授業を公開し指摘された意見を素直にとり入れていくという姿勢があれば教科の指導力は飛躍的に向上していくのではないかと思っています。