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慶應義塾大学 第二回「連携講座」①

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  6月28日(土)午後、総合政策学部の村林裕教授と環境情報学部の中村修教授にお越しいただき本年2回目となる慶應義塾大学との連携講座を実施しました。
  最初は村林教授による「スポーツで世の中がよくなるっていうけれど、どういうことなのか考えてみよう」というテーマの講義です。同氏は現在、サッカー一部リーグJ1のFC東京の代表取締役社長です。これまで東京ガスサッカー部からFC東京への移行に際しフロントとしてFCの強固な基盤づくりに尽力され、クラブ設立10年にあたる本年2月に社長に昇格されました。また,東京のスポーツを盛り上げるために、プロ野球の東京ヤクルトスワローズとのタイアップや共同PRを推進されるなど幅広い活躍をされています。
  今回の講義では、生徒に対して「スポーツとは何か」「どういう人を思い浮かべるか」「スポーツの果たす役割は何か」等の質問をまじえながら、解りやすくお話いただきました。スポーツは相手がいて初めて成り立つものだから、ルールがあり、相手に対する敬意を持っていなければならない。スポーツを盛り上げるには、選手、ファン、施設の維持管理者、コーチ、トレーナー、指導者、観客、スポンサー、マスコミ関係者等多くの人の力が結集されることが大切である。スポーツは国境の壁を超える世界共通のコミュニケーションツールである。
スポーツビジネスのキイワードは「楽しむ」事であり、スポーツをやる楽しみ、観る楽しみ、応援する楽しみ、それらがマーケットとして広がりスポーツを生業とする人が増えていくことが望まれる。

  最近、サッカーやプロ野球においても一部地域を巻き込んだ動きが出てきていますが、まだまだ日本ではスポーツを通じての文化は育っていないようです。
FC東京も30年後のビジョンを持っておられるようですが、将来のデザインを描き、そのビジョンに向けて色々な仕掛けづくりを行なっていくことが大切ではないかと感じました。