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暑中見舞いの由来

  ようやく梅雨が空け、ここ数日夏の強い日差しが照りつけるのに併せて暑中見舞いが届くようになってきました。最近は喪中の知らせをいただくケースや年賀状も儀礼的なものが増えてきたため、暑中見舞いの方が心に残るように感じています。例年枚数は年賀状の四分の一くらいですが、本日いただいた葉書にも近況が詳しく記されているものが多く懐かしく拝読させていただきました。
  本来、わが国では、『盆礼』といってお盆に親元や親戚、仲人、恩師等お世話になった方を訪問し、心のこもった贈り物をする風習がありました。暑中見舞いはこれが簡略化されたものであり、一年で最も暑さが厳しい時期に書面で相手の健康を気遣うという趣旨で寒中見舞いの逆になります。通常は梅雨明けの「大暑(7月23日頃)」から「立秋(8月8日)の前日」、いわゆる土用の時期ですが、最近では「小暑(7月7日)」以降のケースも増えてきているようです。
 
  なお、立秋が過ぎると残暑見舞いになりますので、それまでに暑中見舞いは書き上げておきたいものです。私もまだ暑中見舞いを書いていませんので、明日から書き始めたいと思っています。