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海の日を迎えて

  本日(7月21日)は、海の日です。この日は海洋国家として広く日本国民に海への理解と関心を求めることを目的としており、「海の恩恵に感謝し海洋日本への繁栄を願う日」と定義されています。
  もともとは1876年に明治天皇が明治丸を使って東北巡幸された後、7月20日に横浜港に入港されたことに因んで、1941年にこの日を「海の記念日」と定められたのが始まりです。その後、この日を祝日にしたいという運動が続けられ、1996年に海の日に制定されました。更に祝日法の改正により、2003年(平成15年)からは7月の第3月曜日ということになり、今日に至っています。
  海は3億6千万平方キロメートルで地球上の面積の約7割を占め、陸地面積の実に2.4倍の広さがあります。46億年にわたる地球の歴史を見ても、海が生命の誕生に大きな役割を果たし、現在も地球の気温や季節変動に大きな影響を与えています。また、地球上の水分の97パーセントを占める海水は、ミネラルをはじめとする栄養・滋養に富み生物の連鎖に関連しています。しかし、陸地に比べるとまだまだ未知の部分が多く、これから地球環境の保全・海洋資源の活用・海水の利用等のさまざまな面で海の役割がさらに高まってくるのは間違いありません。
  わが国は四方を海に囲まれているため、排他的経済水域では世界6位を有する海洋国家です。海を最大の財産と考え、海との共生を図っていくことが大切であると思っています。