目の当たりにした地球の温暖化
今回の海外研修において、私自身は生徒の引率ということ以外に環境についてのテーマを持ってカナダに赴きました。カナダにおける環境対応についてはそう目新しいものはないように感じましたが、驚いたことが一つあります。
それはオタワからバンクーバーに向かう機内から見たカナディアン・ロッキーの情景です。前回カナダに行ったのは丁度10年前であり、時期も今回と同じ8月でした。その時に眼下に見たカナディアン・ロッキーは3000メートル級の山々が連なり、真っ白な氷河に覆われていました。まさに世界遺産にふさわしい素晴らしい景観であったのを鮮明に記憶しています。ところが、今回は氷原や雪が消滅し山肌がむき出しになっているところが増えてきており、以前とは全く異なる様相を呈していました。
今、地球の温暖化によって北極、南極、グリーンランド、ヒマラヤ、アルプス等の氷が溶け出しているという報告がありますが、ロッキーも例外ではないということを確信しました。
現在、本校では環境教育に注力していますが、環境問題については人任せにするのではなく、自分自身のこととして身近な行動に結び付けていかなければならないと感じました。