カナダ研修旅行後記
今回は大半がプリンス・エドワード島のシャーロットタウンでの滞在であったため、カナダの深いところまで知ることはできなかったが、以下感じた点を述べてみたい。
①国土が日本の27倍、人口は4分の1ということもあり、とにかくゆったりとしている。
②歴史的にはまだ浅く若い国であり、元首はエリザベス2世女王になっているが、イギリスの影響は あまり感じられない。
③移民の国といわれるようにさまざまな民族が混在している。イギリス、フランス系が主体であるが、 4人に1人はアジア系他の民族である。
④生活必需品(食料等)や居住費も水道・給湯・電気代込みで安いため、全般的に見て、生活しやす い印象である。
⑤物品購入等については6%の連邦消費税と州税(州毎に異なる)が課されることになっており、トー タルでは15%前後である。
⑥交通や通信等のインフラはアメリカとほぼ共通になっているが、カナダとしての独自性を発揮しよう としている。
⑦多くの分野において未開拓の部分も多く、今後大いなる潜在能力を感じる。
⑧概ね日本人に対しても好意的であり、治安もアメリカ等に比べると悪くない。
⑨電力については豊富な水量を利用した水力発電が主体であるが、太陽光や風力の利用も進みつ つある。また、ゴミの分別等についての取り組みも進みつつあり、環境を大切にしていこうという考え 方が浸透している。
⑩宗教は約8割がクリスチャンであり、日曜日には教会に礼拝に訪れる家族の姿が数多く見られる。
全般的に見て、多くの世界の中でも暮らしやすい国であるのは間違いないように感じた。生徒達の中にも将来再びカナダに行く人が出てくるのではないかと思っている。