« プリンス・エドワード島に到着 | メイン | 赤毛のアンの舞台 »

シャーロット・タウンの概要

tusin_canada_03.jpgtusin_canada_04.jpg
  今回生徒達がホームステイと語学研修を行なうシャーロット・タウンはプリンス・エドワード・アイランド州の州都で島内の拠点となっている。
  海抜49メートルの周囲を海でかっ込まれたこの町は、人口わずか3万5千人強であるが、近年アジア系の住民の数が増加してきているようだ。この町の歴史を紐解くとイギリスがフランスに代わって覇権を握った1763年に、時のイギリス国王ジョージ3世の王妃シャーロットに因んで名付けられたが、永年の確執は続いたようである。その後1864年にイギリス系の植民地から代表者が集まり、カナダ連邦成立に向けた討議、いわゆる最初の建国会議が開かれた『カナダ連邦発祥の地』としても有名である。町を散策すると、ブロビンズ・ハウスやピークス・ワーク等当時を偲ぶ建物が今でも数多く残っている。
  一方新しく建設されたグリーンハウスは、雨水の利用やソーラー発電が取り入れられている。このように環境に配慮された新旧の建物が見事に調和し、美しい街並みを形作っている。生徒達のホームステイ先の何軒かを車で見学したが、概して敷地が広く緑の芝生に囲まれている。
  この町にはバスなどの公共交通機関がないためにホストファミリーが学校の送り迎えをしてくれることになっている。この町の特徴を一口で言うと〝時間がゆったりと流れる心温まる優しい小さな町〟ということができるようだ。