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プリンス・エドワード島に到着

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  トロントから空路で約2時間、いよいよこの研修旅行の中心となるホームステイと語学研修を行なうプリンス・エドワード島に到着しました。セント・ローレンス湾に浮かぶこの島は、先住民族である「ミクマク族」から「アベグウェイト(波の上の揺りかご)」と呼ばれていたようである。
  歴史を紐解くと、1543年にフランスの探検家であるジャック・カルティエによって発見され、アカディアの一部としてのフランス領時代には「サンジャン島」と呼ばれていたが、その後七年戦争でイギリスが、この島を占領し「セント・ジョン島」と呼ばれていた。この時代にはアカディア人の大規模追放がなされるなどの民族間対立もあったようである。更に1798年、ジョージ3世の第4王子で当時ハリファックスに駐在していたケント公エドワードに因んで『プリンス・エドワード島』と呼ばれるようになった。
  このプリンス・エドワード・アイランド州は、面積が5660平方キロメートル、人口は約14万人でカナダの州の中では最小である。主要な産業はロブスター漁とジャガイモの生産、それに赤毛のアンの発祥の地としての観光業である。住民は都会のような忙しい時間を持たず、ゆったりと過ごしているようである。
空港から約20分で生徒達が語学研修を行う教室に着く。ピザの昼食を取った後オリエンテーションが開催されるが、生徒達は明日までの観光気分はすっかり影をひそめ緊張気分である。4時半頃ホストファミリーが次々と集合、対面式の後それぞれの家に向かった。


この島で生徒達はカナダの自然を満喫しつつ、これから素晴らしい経験をすることになると思う。