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私学教員適性検査の実施

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  8月31日(日)、昨年度に引き続き園田学園中学・高等学校において「平成21年度兵庫県私学教員適性検査」が実施され実行委員として出席しました。この適性検査は「兵庫県私立中学・高等学校連合会」の主催で毎年8月の下旬に実施されており、実行委員の学校が持ち回りで担当することになっています。今年の受検申込者は576名でしたが欠席者が67名あったため、最終の受験者は509名となり昨年度を下回ることになりました。受検生の中には大阪府や兵庫県の公立中学や高校の採用試験を受検している人も多数含まれているようです。
私学においても団塊の世代の退職により、後継者となるべき優秀な人材の確保をはかっていかなければならない状況下にありますが、気になるのは受検者数が年々減少してきていることです。今回は国語、地理歴史(日本史・世界史・地理)、公民(政治経済)、数学、理科(物理・化学・生物)、英語、家庭の各教科に分かれて80分の専門科目と50分の論文記述が行なわれました。途中、実行委員のメンバーで各試験会場を巡回させていただきましたが、真剣に問題に取り組んでいる姿が印象的でした。
  本日の試験結果は厳正に採点の上、9月下旬には兵庫県私学連合会の『適性検査受検者名簿』に登録され、今後各私立中学高等学校が新規に教員を採用する際の参考となります。従って、この中の何人かが実際に兵庫県の私立中学や高校において教壇に立つようになるのは間違いありません。
  昨日のイー・スタッフ主催の講演の中でも触れましたが、教職を目指す上で最も大切なものは〝人を育てる〟という高い志であると思います。先生に対しては「教師」「教諭」「教員」とさまざまな呼び方がありますが、これからもたゆまぬ研鑽を続け是非生徒や保護者、同僚から尊敬される「教師」を目指していただきたいものです。