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他に学び行動する

  今年はカナダへの出張があったため、夏期休業の前半は例年に比べると外部の方とお会いする機会は少なかったようですが、一旦人脈ができるとインターネットの活用によってさまざまな情報が入手できるようになるということを実感しています。数多くの塾や教育関係の方、公立・私立の校長からも現場の実態や課題を知らせていただいています。また、本校に対しても忌憚のないご意見や助言ももいただき本当に有難いと思っています。
  人間は自分にとって厳しいご意見や苦言を呈する人を何となく遠ざけたいという心理が働くものですが、成長している人や生成発展している組織というのは必ず自分の方から積極的に働きかけを行なっています。以前『大企業病』という言葉を耳にしましたが、この特徴は「その組織の中にいる人が閉鎖的で、他の動きがどうなのかを把握せずに自分達はよくやっている、前よりは良くなっている、と思い込んでいる。」ということのようです。「進歩なきものは退歩」と言われますが、今は時代の変化が早いため、現状維持の姿勢では確実に遅れをとることになります。
  特に、学校の場合は意識して、外部の方の意見を素直に聴いたり、他の優れているところをとり入れるという姿勢が大切であると思います。本校も学校改革をスタートさせてまだ3年目であり、課題は山積していますが、常に新しい視点に立って学校づくりに取組んでいきたいものです。