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情報の共有化をはかる

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  本校では通常月2回水曜日に職員会議を開催していますが、去る10日にはベネッセ・コーポレーションの平岡亮氏にお越しいただき、2008年度の進研模試・スタディーサポート成績報告会を実施しました。中学1年から高校3年のすべての学年では年間を通じて生徒の学力の現状や伸張度を客観的に把握するためにさまざまな外部の模擬試験を取り入れており、これらの結果は各学年にフィードバックされ、進路指導部と連携をはかりつつ個々の生徒に対する学習や進路指導を行なうことになっています。生徒一人ひとりの進路実現をはかるには、担任はもとより学年団、進路指導部、教務部等の分掌、各教科の力が結集されているということが大切ですが、現状のやり方ではどうしても情報が個々の学年毎に集中管理され学年中心の動きになり、学校全体の動きに繋がらないということになりがちです。
  今回の報告会の狙いはすべての教員に情報を公開することにより、まず学年・クラス・教科の実態を正しく掴んでもらい、その上でそれぞれの立場でどういう取り組みを行なうかを検討してもらうということです。平岡氏からは年次・年度別・教科別・教科内のジャンル比較・学力伸張状況・個人の強化別偏差値等の詳しいデータ分析結果が示されました。これらを学年や教科毎に細かく分析していくと、それぞれの課題が明確になりやるべきことが見えてきます。全職員が参加するこれまでの教員会議は日常の教育活動や行事等の報告に裂く時間が多いようですが、今後は重要な情報の共有化や新しい施策の検討のために使っていきたいと思っています。