北国からの贈り物
「北海道からとうもろこしを沢山送っていただいたので、先生にもお持ちしました。どうか召し上がってください。」と高校2年の生徒達がとうもろこしを手にやって来ました。生徒達の話によると、この6月に北海道への修学旅行でファームステイをさせていただいた上川郡にお住まいの越智惠子さんという方からダンボール一杯のとうもろこしが送られてきたとのことです。
本校では高校2年生を対象に毎年6月に北海道への修学旅行を実施していますが、この中のメインになっているのが〝ひばりスペシャル大地の学校〟でのファームステイです。このファームステイでは、生徒達は通常の授業では経験することができない野菜の植え付けやトマトの芽かき、イチゴの収穫等の農作業を通じて北海道の大自然と触れ合うことになっています。また、農家の人達と話し合うことで、農業における課題や食の大切さについての認識を深めることができますし、何よりも素晴らしいのは初めてお会いする農家の人達との心の交流をはかることができるということです。私も家でとうもろこしをゆでて家族でいただきましたが、実がぎっしり詰まっており、口の中にとろけるような何とも言えない甘さが広がり幸せな気持ちになりました。既に修学旅行が終了して2ヶ月半が経過しているのにもかかわらず、この度このような暖かい心遣いをいただき、心より感謝しています。早速生徒達と一緒に撮った写真を添えてお礼の手紙をお送りしたいと思っています。生徒達がこれからも人との出会いを大切に充実した人生を送って欲しいと願っています。