携帯電話の功罪
前期も残すところ半月になり、期末考査も目前に迫ってきましたが、この度保護者の皆さんに携帯電話の扱いについてのお願い文をお送りしました。
日本では年々老若男女を問わず携帯電話を所持する人が増えてきましたが、中・高生の中にも使用している人が多いようです。携帯電話の使用ルールについては、それぞれの学校において差があるようですが、本校では〝学校への持ち込みは禁止。やむを得ない事由により学校に持参する場合には、担任が始業前に預かり、放課後返却する〟ということにしています。
近年、携帯電話やパソコンの普及によって我々の生活は大きく変貌してきました。必要な情報は専門書・辞書等を探して調べなくても、インターネットを利用して検索すれば簡単に入手することができます。またメールアドレスが判れば、たとえ会ったことがない人に対しても情報を送ることが可能になります。手紙のように相手に届くまでに時間がかかるということもなく、地球の裏側にいる人にも瞬時に情報を届けることができるのです。
このように急速なIT化の進展によって「時間」「地域」「人」の壁がなくなり、我々の生活はこれまでとは比較にならないくらい便利なものになってきました。しかし、すべてのものに光と影があるように大きなマイナス面もあります。残念なことに、今多くの犯罪にインターネットや携帯電話が関係しているのです。特に携帯端末を持つ子ども達は常に危険と隣り合わせているということを保護者の皆さんが理解し、出会い系サイトに代表されるサイバー犯罪に巻き込まれないように細心の注意を払って欲しいと思っています。