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Octoberと神無月

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  10月は英語ではOctoberと書きますが、Octoと言うのは8の意味です。八本の足を持つ蛸のことをOctopusと呼ぶことからも理解いただけると思います。それでは何故10月なのに8番目なのでしょうか。これは紀元前46年まで使用されていたローマ暦が3月起算であったため、3月から初めて8番目の月という意味なのです。因みに11月のNovemberは9を意味するNovem、12月のDecemberは10を意味するDecemが語源になっています。
  また、日本では旧暦10月は神無月(かんなづき、かみなしづき)と呼ばれていますが、これは出雲大社に全国の神様が集まって一年のことを話し合うため、出雲以外では神様がいなくなるという意味から名付けられたものです。逆に出雲では10月は神在月(かみありづき)と呼ばれており、記紀神話で国譲りが行なわれたとされる稲佐浜で全国から参集する神を迎える「神迎祭」が行なわれることになっています。そして、出雲地方に集合した神々全員で、森羅万象の縁を結ぶために会議を行なうと伝えられています。そのため古き頃から出雲地方は「縁結びの地」と呼ばれているのです。
  普段は何も意識せずに呼んでいる月の名前も多くの興味深い内容が含まれているものだと感じています。