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学校改革にあたって~新しいコース制の導入②

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  昨年度の高校に続いて、本年度より中学にもコース制を導入しました。この狙いは個々の生徒の能力や適性に応じたきめ細かい指導を行なうために『一貫選抜コース』と『発展コース』別に生徒募集をするというものです。
  これまでは生徒募集の時点でコースを明示することはなかったため、当然のことながら能力・適性面において大きく異なる生徒が入学してくるのにもかかわらず、均等にクラス分けをしてきました。しかも、かなり難しい教科書を使って先取り授業を行なっていました。この結果、授業についていけない生徒も出てきます。これを防ぐには授業のスピードを調整しなければなりませんが、これでは逆に授業が物足らないという生徒も出てきます。新しいコース制はこのような状況を解消しようとするものです。
  2つのコースのうち『一貫選抜コース』は主として早くから将来の進学目標を持って努力している生徒を対象にしています。中学2年生で中学校の課程を修了、中学3年~高校2年までの3年間で高校の課程を修了し、高校3年ではセンター入試対策や国立大学の2次試験対策などの目標実現に向けた学習を行ないます。目標とする進路は、東大、京大、阪大などの超難関国立大学と慶應・早稲田・上智などの超難関私立学であり、「2クラス・80名の募集」を行ない、6年一貫のカリキュラムを準備しています。
  次に『発展コース』は進学目標のスタート時期は早くなかったが、中学の3年間で〝学ぶ〟意味や明確な将来目標を持たせる取り組みを行なうことによって基礎・基本と共に十分な応用力をつけて、中学課程を修了するという生徒を対象とし、「2クラス・80名の募集」を行ないます。その後、高校進学段階で『選抜特進コース』『特進コース』に分かれ、高校から入学してくる他中学の生徒と切磋琢磨していくことになります。その分、高校でのカリキュラムは多少ハードになりますが、中学時代の豊富な授業時間によって徹底的に基礎学力を習得させ、高校で大きく学力を伸長させていこうとするものです。そして、超難関国立大学・難関国公立大学・超難関・難関私立大学と多様な進路を選択することになります。