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学校改革にあたって~一貫選抜2クラスの意味

  本年度よりスタートした中学における一貫選抜と発展のコースではそれぞれ2クラス80名の募集を行なうことにしています。現在、「特進」や「特別」コースが設置されている学校は珍しくありませんが、ほとんどが1クラスです。当初、本校の1学年は4クラスで定員は160名と小規模のため、当初一貫選抜コースは1クラスで良いのではないかという意見もありましたが、事前に他校の状況等も詳細に把握し、最終的に2クラスが良いという結論に達しました。何故なら中学・高校一貫クラスが一つしかないとになると6年間クラス替えなしに、同じクラスメートと共に学校生活を送るということになってしまいます。そうすると生徒間や先生との関係も一つの枠の中に固定されてしまうことになり、この状況が続くと次第に緊張感が薄らぎ意欲が低下するといった生徒が出てくることも予想されます。また人生において最も多感なこの時期だけに友人関係で悩むといった事に陥る恐れもあります。
  本校では、〝将来社会で活躍するリーダーの育成〟を教育目標に掲げており、詰め込み式の知識偏重型の教育を目指しているわけではありません。日常の生活やさまざまな学校行事を通じて、生徒達に集団行動やチームワークの大切さを学ばせていきたいと考えています。人間は自分と全く異なる生い立ち、価値観、能力、性格、考え方等を持つ多くの人と接することにより、大きく成長することができるのです。
  これからはグローバル化がますます進展し、子ども達は将来色々な国の人達と一緒に仕事をしていくことになりますが、お互いに相手の立場を理解し受け入れる〝共生〟という考え方の基礎をつくることに繋げていきたいと思っています。

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                 一貫選抜クラスの授業風景