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中学生対象の全校朝礼

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  毎週水曜日は全校朝礼の日にあたっており、仮校舎の建設の関係で高校と中学を交互に実施することにしていますが、本日(11月5日)は高校1年生と2年生が模擬試験のため、先週に続いて中学の朝礼を行ないました。本日は前回話をした世界の人口爆発が環境問題の底流にあることに触れた後、世界の水事情について次のような話をしました。
  〝環境問題を考える場合には大きく食糧・水・エネルギー・資源の4つの切り口があるが、今日はこの中の水に関する話をします。人間の体は大半が水でできており、赤ちゃんは実に体重の85%、皆さんはおそらく70%くらいが水で占められています。人間は一週間食べなくても生きていけますが、水がなければ生きていくことはできません。ところが地球上で使える水は地球を直径1mの球体と考えると、わずか小さじ一杯分しかありません。そして今、水に困っている人が世界人口の実に3分の2も存在しています。日本では水は安心して飲むことができますが、発展途上国では生水を飲むことは絶対に避けなければなりませんし、ジュースの中に入れられた氷にも細心の注意を払うことが大切です。私も以前生活していたインドネシアでは激しい下痢に見舞われることもありましたし、シャワーも水圧が安定せずお湯になったり水になったりするため大変苦労した経験があります。日本は台風に伴う降雨などの影響で水は豊富にあると思いがちですが、実は大量の食糧輸入を通じて海外の国々に依存しているのです。そして、今後人口の増加に伴い、ますます水不足が深刻化してきます。
どうか、皆さんはこのような世界の水事情を理解し、これからも水を大切にしてください。〟
  現在、本校においては環境教育に注力しているため、これからfは校長訓話も環境問題を中心にしていきたいと考えています。