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東洋食品工業短期大学創立70周年記念式典に出席して

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  11月15日(土)、東洋食品工業短期大学創立70周年記念式典に出席しました。同学は現在の東洋製罐株式会社を創業され、わが国の缶詰業界の発展に大きな貢献をされた故・高碕達之助氏によって1938年(昭和13年)に東洋製罐詰専修学校として開学されました。その後、1961年(昭和36年)に東洋食品工業短期大学に改編され今日に至っていますが、本学園とはJR宝塚線を挟んで隣接したところに位置しています。
  高碕達之助氏は〝食料は人の命に関わるものであり、食品の仕事に従事する者は、心の正しい人でなければならない〟という言葉を残しておられますが、これが普遍の教育理念として継承されています。同校はこれまで、70年にわたり包装容器及び包装食品を専門に教える短期大学として、生産者と消費者を結ぶ「包みと食のエキスパート」を育成し輩出してこられました。また、創立70周年という節目を前に『包装食品工学科』に名称変更、「密封技術コース」と「食品製造技術コース」を設置されると共に70周年を機に施設の改築や共学化に踏み切る等の改革を進めておられます。
  今、日本には世界各国からあらゆる食材が集まってきていますが、食品の産地偽装や残留農薬・有害物質の混入等の問題が多数顕在化し、国民の間に〝食の安心・安全〟に対する関心が高まってきています。同学の〝誠実と勤労の精神を根底においた人間教育〟は本学園の教育理念と一脈相通じるものがあるように感じました。本校もまさに食育に注力しようとしており、これから多くの面で連携を蜜にしていきたいと思っています。