〝先生・本気ですか〟~上甲 晃氏の講演
12月2日(火)、志ネットワーク代表の上甲晃先生より学園の教職員を対象に『先生・本気ですか』というテーマで熱意溢れるお話をいただきました。
この講演の中で人を育てるための数多くの心に残る言葉が紹介されました。松下幸之助氏が言われた〝自分の頭で考えなはれ〟という「自修自得」、心して見ればことごとくわが師となるという「万事研修」、「待つことは愛である」、青年塾の教育方針である「不便・不自由・不親切」、「人は与えれば与えるほど贅沢になる」、「環境を整えると心が整う」、汗を流せば大事なことが解るという「流汗悟道」、「人に求める限りは自らやる」、「己の損得を超える」、あたり前のことを継続するという「凡事徹底」等です。
最後に26年間の教育の世界で体得したのは「生徒は〝あんた本気か〟という目で見ている。他人を変えることはできない。自分を変える勇気を持つことである。言っていることとやっていることが一致していることが大切である。」という言葉で締めくくられました。
更に退場される時、一つ言い忘れていたことがあるということで、青森県弘前市のリンゴ農家である木村秋則さんの〝リンゴ栽培の主人公はりんご。自分が育てていると思っている間はうまくいかなかった。育つお手伝いをしてあげるのが自分の役目。声をかけたりんごのほうが早く実をつける。〟というエピソードを紹介されました。そして、この講演の後、上甲先生は汗びっしょりになったシャツを着替えられました。
本日は、先生の本気が伝わるお話をお聴きし、教職員一同素晴らしい感動をいただきました。ご多用中にもかかわりませず、福岡からの帰途本学園にお立ち寄りいただき、心より感謝申し上げます。