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紀州からのみかんのプレゼント

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  12月3日(水)、和歌山県の日高郡日高川町在住の玉置俊久さんからみかんが送られてきました。玉置さんは元、松下電器四国支店時代の同僚ですが、会社を早期退職し自ら〝みかん百姓〟と称し家業のみかん作りを継承しておられます。
  近年は堰を切ったような肥料や農薬、農業資材の高騰や猪の被害といった逆風が吹き荒れていますが、これらと戦いながら安心安全を目指して肥料の有機化や減農薬へのチャレンジを行なっておられます。また、日高川町観光協会の会長に就任され、和歌山県の天台宗最古の寺である道成寺に京都の妙満寺から実に420年ぶりに釣鐘を里帰りさせたり、手づくりログハウス倶楽部を立ち上げたり、備長炭の産地を売り込むため「日本一長い焼き鳥」に挑戦する等斬新なアイデアで活性化に取り組み『魅力ある日高づくり』を推進されており、まさに〝町おこしのプロデューサー〟です。更に今年4月からは和歌山大学の非常勤講師として「観光と地域」というテーマで週一回の講義をしておられるようです。
  今回届けていただいたみかんは、これから大学受験の本番を迎える高校3年生と教職員に配らせていただきました。大小取り混ぜた規格外のみかんということですが、新鮮で甘さが口の中に広がりました。
  最近、柑橘類についてもオレンジやネーブル、グレープフルーツ等の輸入品が増加しつつありますが、ポスト・ハーベスト(収穫後の農薬)の心配のない国産のみかんを見直していかなければならないと感じました。玉置さんのご好意に心よりお礼を申し上げます。