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朝永振一郎記念「科学の芽」奨励賞を受賞

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筑波大附属学校教育局のHPより

  この度、雲雀丘学園中学校が『朝永振一郎記念・「科学の芽」学校奨励賞と個人奨励賞』を受賞しました。
  この賞は湯川秀樹博士に続いて日本人二人目となるノーベル賞を受賞された朝永振一郎氏の生誕100年に当たる2006年に筑波大学でスタートした記念事業の一つです。今年で3年目を迎えますが、応募件数は全国で1248件と昨年の846件を大きく上回りました。この中から「科学の芽」賞23件と「科学の芽」奨励賞32件が選出されましたが、本校の中学2年生の女子生徒と中学一年生の男子生徒の2名が、科学の芽奨励賞を受賞することになりました。また、全国で6校が「科学の芽・学校奨励賞」を受賞することになり、本校は昨年度に続いて選出されました。
  「科学の芽」賞は、青少年プログラムの中に位置づけられており、応募資格は全国の小学生、中学生、高校生となっています。本校では、夏休みの理科の課題として自由研究とレポート作成を出し、8月末にまとめて提出しました。中学1年生は全員が提出、中学2年生は環境調査との選択の結果、44名が応募したようです。理科の先生に聞くと、中学2年生は昨年度以降、レポートの書き方や研究の仕方を機会あるごとに指導してきたこともあって、内容の充実した作品が多くなってきた。また、中学1年生は初めて書いたレポートが多かったにもかかわらず、昨年度よりも着眼点がユニークな作品が目に付いたとのことです。今年は日本から3名のノーベル賞受賞者が出ましたが、子ども達が単に知識を学ぶだけではなく色々なことに疑問を持ち、自分で考えることによって豊かな創造力を身につけていくことが大切であり、これからもこのような取り組みを続けていきたいと思っています。 

  朝永博士は次のような言葉を残されています。
〝ふしぎだと思うこと これが科学の芽です。よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です。 そして最後になぞがとける これが科学の花です。〟