« 災害に備える | メイン | 入試を明日に控えた受験生の皆さんへ »

中学受験の皆さんへ~コース制の意味

コース.JPG
  今週の13日で中学の前期入試の志願者の受付を締め切らせていただきました。受験者数はA日程・B日程合わせてほぼ昨年どおりとなりました。厳しい経済環境にもかかわらず多数の方々に受験していただくことになり、心より感謝しております。
  このホームページにも速報を掲載していますが、昨年度との大きな違いは発展コースの受験者104名に比べ、一貫選抜コースの受験者が341名と大幅に増加していることです。本校は現在、学校改革を進めていますが、今一度、この取り組みについてご紹介しておきたいと思います。
  本年度からスタートした中学改革はこれまで積み上げてきた〝中学・高校改革の集大成〟ということであり、昨年度からスタートした高校改革とセットになっているということです。
 中学改革の骨子は『一貫選抜コース』と『発展コース』の2つのコース別に生徒募集を行ない、それぞれ別のカリキュラムに沿って授業を行なうというものです。
  2つのコースのうち『一貫選抜コース』は主として早くから将来の進学目標を持って努力している生徒を対象にしています。中学2年生で中学校の課程を修了、中学3年~高校2年までの3年間で高校の課程を修了し、高校3年ではセンター入試対策や国立大学の2次試験対策などの目標実現に向けた学習を行ないます。目標とする進路は、東大、京大、阪大などの超難関国立大学と慶應・早稲田・上智などの超難関私立大学であり、「2クラスの募集」を行ない、6年一貫のカリキュラムを準備しています。
 一方、『発展コース』は進学目標のスタート時期は早くなかったが、中学の3年間で〝学ぶ〟意味や明確な将来目標を持たせる取り組みを行ないながら基礎・基本と共に十分な応用力をつけて、中学課程を修了するという生徒を対象とし、「2クラスの募集」を行ないます。要は中学段階で基礎・基本をしっかりと身につけておこうという考え方です。
  その後、高校進学段階で『選抜特進コース(一貫選抜と同じ進路目標)』『特進コース』に分かれ、高校から入学してくる生徒と合わせ4クラス体制で切磋琢磨していくことになります。その分、高校でのカリキュラムは多少ハードになりますが、目標とする進路は超難関国立大学・難関国公立大学・超難関・難関私立大学です。
  このように、いずれのコースに入学されても、〝生徒の能力・適性に応じた育成をはかることによって最終の進路実現をはかる〟ことを目指しているのです。