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物や命を大切にする

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  2月25日(水)、本年度最後となる高等学校の朝礼を体育館で行なう予定でしたが、生憎の雨で体育館への移動がスムーズにできないため、急遽放送による全校朝礼を行ないました。
先週の土曜日には新しく建設された仮校舎に移転をしましたが、この仮校舎には貴重な資材が使われています。またトイレットペーパーを取り上げても、この材料として地球の環境保護には欠かせない木々が切り倒されているのです。本校では今、環境を大切にするということを教育の大きな柱として取り組んでいます。先日卒業した高校3年生は高校最後となる文化祭で、「マイ箸」運動や徹底した「ゴミの分別」を行なってくれました。
  また皆さんも気づいていると思いますが、現在高校校舎前のメタセコイヤの枝が切り落とされています。何のためにこのようなことをしているのかと言うと、移植してメタセコイヤの命を守ろうとしているからなのです。このメタセコイヤは今から46年前(1963年、昭和38年)、中高校舎の増築を記念して、当時大阪市立大学の教授であった三木茂博士から贈られた実生が育ってきたものなのです。皆さんは身近なできることから〝物を大切にする〟〝命を大切にする〟〝地球環境を大切にする〟という姿勢を是非貫いて欲しいと思っています。そして、優しさと思いやりの気持ちを忘れず、素晴らしい学校生活を送ってください。