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願望を目標に変える

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  これまで目標を持つことの大切さについては何回も紹介してきましたが、よく人に「あなたの目標は何ですか?」という質問をすると「まだ決まっていません」という答えが返ってきます。ところが、一年経って同じ質問をするとまた同じ答えが返ってくることがあまりにも多いようです。この間、色々なことを自分なりに真剣に考えた結果であれば仕方がないかもしれませんが、単に先延ばしをしたため漫然と時間だけが経過してしまったということでは何の進歩もありません。このような姿勢では、〝生きがい〟や〝やりがい〟を持たないまま人生が終わってしまうということにもなりかねません。
  また、中には「将来はお金を儲けたいです」「大きな家を建てたいです」「ビジネスで成功したいです」「○○大学に進みたいです」「プロスポーツの選手になりたい」といった具体的な思いを持っているから大丈夫だという人もいるようですが、これらは単なる夢や願望に過ぎません。夢や願望だけで思いが実現できるということであれば話は簡単ですが、そのようなことは絶対にありません。充実した人生を送るためには願望と目標は違うということをしっかりと認識し、願望を目標に変えていかなければなりません。
  目標のつくり方については次の視点で考えることが必要です。
    ①目標が自分自身にとってプラスになるものであること。
    ②同時に他の人の役に立つものであること。
    ③いつまでにやるという期限を決めること。
    ④最終の到達地点を決め、具体的な計画を立てること。
    ⑤達成のための強い意志を持つ。
  この5つの条件を満たす目標ができれば、あとは行動するだけです。そして、常に自ら立てた目標を確認するために紙に書き目に見えるところに張り出しておくことが大切です。朝には新たな気持ちでスタートし、夜にはその日の行動を振り返って素直に反省する。この繰り返しが必ず目標達成に結びつくものと確信しています。