寝屋川市立中学校長研修会に出席して
先日、大阪府教育委員会では平成21年度から起用する公立小中学校の民間出身の校長第一号に牧野一徳氏を選出したことを発表しました。配置校が注目されていましたが、寝屋川市の中学校への赴任が決定され、本日牧野氏との顔合わせを兼ねて寝屋川市立の12中学の校長が一堂に会され臨時校長研修会が開催されました。
牧野氏はパナソニックの子会社で携帯電話の開発・販売を担当するモバイル・コミュニケーションの出身ということもあって、私に民間企業から公立高校に赴任して率直に感じたことを話して欲しいとの依頼があり出席しました。
寝屋川市教育委員会では、以前教頭研修や第五中学の保護者対象に講演をしたこともあり、顔見知りの先生方もおられました。
最初に自己紹介を兼ねて各校の課題や取り組みを発表していただきましたが、同じ寝屋川市立の中学と言っても、地区によって随分異なる課題があるようです。これらの課題を解決するには多大のご苦労がありますが、校長先生方は学校のトップとして熱意を持って教育活動を推進されておられるようで力強く感じました。私は7年前を振り返って最初の印象を述べた後、「民間企業でやってきた手法がそのまま学校で通用するとは限らないこと。学校にも経営という視点が欠かせないこと。凡事徹底が重要であること。人材育成の基本はOJTであること。開かれた学校づくりを目指すこと。」等をお話しました。
牧野氏も最初は戸惑われることが多いと思いますが、学校と民間それぞれの良さをとり入れて特色ある学校づくりを目指して欲しいものです。また、寝屋川市の各校が切磋琢磨して新たな取り組みをスタートされることを期待しています。