後期期末考査を終えて
3月7日(土)、火曜日から始まっていた後期の期末定期考査が終了しました。生徒達はやっと5日間の緊張から解放され、直ちに家路に着く者、部活動を行う者、友達同士の会話を楽しむ等、晴れ晴れとした表情をしていたのが印象的でした。
本校ではこのテスト期間を有効に活用するようにしています。週六日制に伴い、教職員については月曜日から金曜日までの間に半日の振替休日を設定していますが、現実にはなかなか休めないという状況です。このためテスト期間中には交替で休養日にあてるようにしました。また、授業がないため私にとっては教職員と意見交換をする絶好の機会でもあります。そのため、この2~3日は多くの先生とこれからの取り組みについて意見交換を行ないました。
本日も先生方と色々と話をしていましたが、午後何度も生徒達が校長室に顔を見せるので、一段落してから来てもらいました。生徒は吹奏楽同好会の3人ですが、今月20日に実施する演奏会の案内状を持参し、時間があれば是非来て欲しいということでした。色々と話をしていると〝現在、メンバーは30名近くいるが、吹奏楽同好会は本年度から発足したばかりなので楽器が不足している。そのため、現在使われなくなった楽器を寄付していただいたり、お借りしながら練習を続けています。〟ということでした。こういった努力が実を結んでこの度演奏会を開催することができるようになったとのことです。
今は、何をするにも〝いたれりつくせり〟があたり前になっています。しかし、すべてが整っていないとできないということでは何事も実現することはできません。足りない中で苦労しながら思いを達成するということが尊いのです。生徒達がこのような経験を生かすことにより大きく成長し、将来につなげていって欲しいと思っています。