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来年度学校経営計画の策定にあたって

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  本年度も残すところ一月足らずになりました。例年、この時期には来年度の学校経営計画を策定し、取り組みの内容を明確にした上で組織・人事を決定することにしています。先日の職員会議において、全教職員に来年度の推進体制に関する基本の考え方を説明しました。これから各分掌や学年・教科においては新たな体制下での具体的な計画づくりに入ることになりますが、この際に留意しておかなければならない2つの重要なことがあります。
  一つ目は本年度の取り組みの反省をきっちりと行なうということです。年度初めには、それぞれの部署において色々な計画を立てていたと思いますが、現時点での達成状況を見ると、計画を大きく上回ったものやほぼ計画通りに出来たものがある反面、計画通りに行かなかったものも散見されます。一年近くかけて取り組んできたにもかかわらず、当初の計画が大幅に達成できていないというものに対しては、その原因を徹底的に究明しておかなければなりません。この作業をいい加減にしておくと、往々にして同じ失敗を繰り返すということになります。このため各部署において本年度の取り組みについての振り返りをお願いすることにしました。
  二つ目は来年度の計画づくりにあたって、推進責任者を明確にし、具体策を決め期限を設けるということです。教職員の皆さんには〝一人ひとりの役割と責任を明確にする〟ということをお願いしましたが、「誰が」「何を」「いつまでに」「どうする」ということを決めておかないと仕事の完成度は高まりません。私のこれまでの経験を振り返ってみても〝全員で〟〝できるだけ早く〟〝全力で〟〝可能な限り多く〟といったやり方はかけ声倒れになることが多いのです。
  よく緻密な計画を作ろうとすると「計画に時間をかけるくらいならすぐにやった方が良い」というような意見が出ることがありますが、杜撰な計画でスタートすると、途中でやり直しの仕事が出てきたり、手順前後したりといったことが出てくるものです。仕事の基本はPLAN-DO-CHECK-ACTIONというサイクルを回していくことです。それぞれの部署において、来年度の計画づくりをしっかりと行なっていきたいと思っています。