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全国高校囲碁大会での快挙

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  3月20、21日の両日にわたり、高校囲碁界のチャンピオンを決める『第3回全国高校囲碁選抜大会』が東大阪市の大阪商業大学で開催され、本校は見事女子団体戦で全国準優勝、女子個人戦で全国優勝を果たしました。
  この大会は2007年に創設され、本年は約3000人の中から予選を勝ち抜いた70校の1、2年生の延156人が男女別の団体戦(1チーム3人)と個人戦、9路盤戦の計6部門で戦いました。初日に行なわれた女子の団体戦において本校は1回戦「東海地方代表の藤枝東高校」、2回戦東北地方代表の「松韻学園福島高校」、3回戦関東地区代表の「日本女子大学付属高校」を撃破し、決勝戦は昨年の夏の選手権戦と秋の近畿総文で2回負けている京都の「洛北高校」との3度目の対戦となりました。しかし、残念ながら結果は1勝2敗となり、雪辱することはできませんでした。本大会への出場はいずれも全国から選抜されたチームだけに、どれも全く気の抜けない対局でしたが、昨年度の4位から2位に順位をあげることができました。
  また、2日目は個人戦が行なわれ、本校の小原侑子さんは個人戦の決勝で、昨年の優勝者である堀本範子さん(周防大島高)を大接戦の末破り、優勝を果たしました。また、男子個人戦や9路盤戦に出場した生徒達も大いに健闘したようで本当に嬉しく思いました。
  現在、日本での囲碁人口は一時のブームが去り、減少傾向にあるようです。これに危機感を持たれた囲碁棋士の方々は積極的に普及活動に取り組んでおられるようです。本大会においても、地元関西棋院の今村俊也九段が第1回大会から審判長を務めておられ、「底辺拡大のためにも、この大会が定着してきた意義は大きい」という感想を述べておられます。
  本校には有望な後輩も在籍しており、これからも精進を重ねることにより囲碁の実力を高めると同時に人格を磨き、更なる飛躍を目指して欲しいと思っています。