慶應義塾大学SFCを訪問
3月25日(水)、慶応義塾大学のSFC(湘南藤沢キャンパス)を訪問しました。湘南藤沢キャンパスは、今から19年前となる1990年に新しい時代を見据えて総合政策、環境情報の二つの学部が新設されました。両学部は時代の先端をいくユニークな研究活動を展開しており、卒業生は現在社会の幅広い分野で活躍しています。
本日は年度末で業務多忙にもかかわらず、環境情報学部と総合政策学部の両学部長に時間をとっていただき、来年度の連携講座についての意見交換をさせていただきました。この講座は2004年から開設され、来年は6年目となります。また、SFCの両学部では日本で初めてAO入試を導入したことでも知られており、毎年の連携講座を受講した生徒は論文や面接を中心とした入試に挑むことになります。そして、これまで、両学部には本校から8名の生徒が進学しており、本年も1名の進学が決まっています。今後とも多くの生徒に受験して欲しいという思いから、来年度は、対象を広げて受講できるようにしたいという意向をお伝えしました。
本校の教育の基本的な考え方は将来社会で活躍する人材の育成です。この考え方に立つと、大学進学というのは将来の自分の夢を実現するための手段でなければなりません。しかし、現実は大学への進学が目的になっており、知識偏重型の詰め込み教育が中心になっています。これでは、真に社会に貢献することはできないと思います。
これからの社会が求めているのは、世の中のために貢献するという高い志を有し、自分の夢を実現するためにたゆまぬ努力を傾注していく人材です。生徒達が積極的にこの講座を受講し、将来のしっかりとした目標を持ってくれることを願っています。