« 心に火をつける | メイン | 上巳の節句の由来 »

時間管理術を身につける

090302.jpg

  明日から始まる学年最後となる後期期末考査に向けて、生徒達はそれぞれ学習に励んでいると思います。私自身を振り返ってみてもテストの前日は明け方まで勉強して眠たい目をこすりながら登校し、すっきりしない頭でテストを受けたものです。そして、帰宅すると少し眠った後、また夜中に起き出して勉強するといった状態で、テストが終わるとくたくたになっていました。自分なりには身体が疲れているため、よく勉強したように感じるのですが、所詮一夜漬けに近い状態のため、トータルの勉強時間は限られています。学校生活はテストになるといつもこの繰り返しで反省ばかりしていたように思います。テストの日は事前に分かっているのだからもう少し計画的に勉強していたら、前日になってバタバタすることはなかったはずです。
  このようなことは社会に出てからも何度もあります。しかし、人間はなかなか追い込まれないと行動に起こすことはできません。それまで時間がなかったかと言うとそうでもなく、計画的にやれていなかっただけなのです。1日24時間という時間はどの人にも平等に与えられています。時間はどんどん過ぎていきますし、引き延ばすことはできません。学校の勉強だけではなく仕事や家庭、趣味など人生のあらゆる局面において時間を管理するスキルを身につけることができれば充実した人生を送ることができると思います。私もこれまで何人もの超多忙な人にお会いしてきましたが、これらの人に共通しているのは時間の使い方が極めて上手いということです。言い換えると時間の使い方を変えれば人生は絶対に充実したものになるのは間違いありません。
  生徒達にとっては、これから大学受験という大きな山が待ち受けていますが、〝受験というのは時間管理術を身につける絶好の機会である〟と前向きに受け止めて行動して欲しいと思っています。