パワーアップゼミの開講にあたって
4月16日(木)、16時30分より文化館視聴覚室において高校1年・2年の選抜特進クラスの生徒を対象とした「パワーアップゼミ」の開講式を行ないました。
本校では平成19年度より「選抜特進」「特進Ⅰ」「特進Ⅱ」という3つのコースを設け、それぞれのコースに応じたカリキュラムを導入しました。このうち選抜特進クラスの生徒は英語と数学の2教科について週2回、予備校の先生による90分のパワーアップゼミを受講することにしています。当初は学校の授業を終えてから予備校に通うということにしていましたが、交通費や通学時間、学校の授業との連携等の問題もあって、昨年度からは校内で実施することにしました。開講式では校長の挨拶、講師の先生による教育講演、自己紹介を兼ねたメッセージ、進路部長の話の順で説明を行ないました。
私は冒頭次のような内容の話をしました。
〝皆さんは将来さまざまな分野で、リーダーとして人のため社会のために尽くす人材になって欲しい。社会で求められる力は「考え抜く力」「前に踏み出す力」「チームで仕事をする力」が基本になると思う。進路を実現するためには ①背伸びした目標を設定する。そして目標を下げない。 ②早くスタートする。 ③ペースを守る。 ④継続する。 ⑤学校での授業を大切にする。 ということが大切である。皆さんは全員それなりの力を持っているが、できるかできないかは能力の差ではなく執念の差であり、これからはまさに自分との戦いである。このように考えると、受験は人間を育てるための節づくりのチャンスであるのは間違いがない。どうか皆さんはプラス思考で自分なりの目標達成を目指して日々努力を継続し、素直に反省し、自らを律するという姿勢を貫いて欲しい。〟
講師の先生の話の中にも「私達は料理人」という言葉が出てきましたが、西洋の諺に『馬を湖の畔(ほとり)に連れて行くことはできる。しかし、馬に水を飲ますことはできない』というものがあります。
これから生徒達が自主的に学力アップに向けて取り組んでくれることを願っています。