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命を引き継ぐメタセコイヤの成長

5月12日メタセコイヤ.jpg メタセコイヤ03.JPG
  2月に移植したメタセコイヤからも4月になると一斉に新芽が吹き出しましたが、本格的に根付いたかどうかはもう少し経過を見たほうが良いと言われていました。しかし、大型連休が終わって日毎に葉が生い茂るようになり、確実に根が伸びているということを確信するようになってきました。また、驚いたことに切り株の丸太からも芽が出てきています。
  このメタセコイヤのルーツについては以前にも紹介しましたが、実に1945年に中国の四川省で発見された古木にまで遡ることになります。そして、現在のメタセコイヤが実生として植えられたのは昭和38年(1963年)、46年前であり、更にその親木が本校に届けられたのは昭和29年(1954年)で実に半世紀以上の歳月が流れているのです。言わばこのメタセコイヤの年輪には本校の歴史が刻み込まれており、今回この命を引き継げたということは本当に素晴らしいことではないかと思います。
  本校は人間教育の大きな柱のひとつに環境教育を掲げていますが、このメタセコイヤの移植をひとつの教材にして生徒達に命の大切さを伝えていきたいものです。