教育実習始まる
6月8日(月)、本日から27日までの3週間にわたる教育実習がスタートすることになりました。これまでは毎年20名を超える実習生を受け入れていたため、十分な指導ができないということも多々あったようです。この反省も踏まえ、本年度は事前に調整させていただき、最終的には9名ということになりました。
冒頭、私から教育実習にあたって心がけて欲しい次のような内容を話しました。
①皆さんは実習生ということで気軽に考えているかも知れませんが、生徒にとって教壇に立つ人は〝すべて先生〟です。この期間中は、皆さんは甘えることなく一人の先生であるということを自覚しておくこと。
②〝教えることは学ぶこと〟という言葉があります。人を教えるためには、何倍も勉強しなければなりません。この教育実習を通じて多くのことを経験して人間的にも成長して欲しいと思っています。そのためには言われたことだけをやるのではなく、自ら問題意識を持って積極的に行動すること。
③皆さんは全員が雲雀丘学園中学・高校の卒業生であり、今回母校で教育実習をすることになります。この結果、雲雀丘学園が日本の一般的な学校であるというように思いがちです。しかし、現実はさまざまな学校があり、雲雀丘学園は生徒指導という一面をとっても特別な学校と言えるのかも知れません。近年、折角難関を突破して教職についても、実際の学校現場は自分が考えていたものとは大きなギャップがあるため、辛抱できずに挫折していく人があまりにも多いのです。教職を目指すためには、この事実を受け入れ〝胆をくくってどのような学校でもやっていく〟という強い思いを持つこと。
続いて、生指部長からも生徒指導にあたっての留意点を説明し、最近の社会動向に関する常識問題を解いてもらいました。
また、以前まとめた『教職を目指す皆さんへ』という3枚のメモを渡しました。いずれも基本的な内容ばかりなので、この実習期間中、毎日2~3枚ずつ渡していきたいと考えています。